私はかれこれ7年以上毎日漫画を描いております。そして、どうにかこうにか生きております。連載を持たずに生きるのはなかなかのもので、ましてや連載を持っていないのに漫画家を名乗るのもなかなかのものだと、今更ながら思います。

漫画家はなぜ連載を持たなければならないのか。なぜ出版社から漫画を出さなければならないのか。もっと言うならば、なぜ絵がうまくなければならないのか。なぜ内容が面白くなければならないのか。考えたことがあるだろうか?私は考えるどころか、疑問にも思わなかったのです。なぜなら、自分を漫画家だとは思っていなかったから。

「当たり前だろwww こちらサイドも漫画家と認識してないわwww」と嬉しいツッコミが聞こえてきますが、誰にも頼まれていないのに毎日漫画を描き、石を拾ってはペイントしてガチャガチャで販売し、年に1回各方面に迷惑をかけながらも最終的にはものすごいグルーヴを生み出すイベントを開催し、デザインの仕事もし、たまに発表するエッセイだけが評価されている私が、「漫画家」という1つの肩書きにおさまるわけがないのです。言うなれば私は「石田意志雄」という活動をしているのです。しかしながら、「あ、どうも初めまして、石田意志雄の石田意志雄です!」と言うのもあれなので、仕方なく「漫画家の石田意志雄です」と名乗っていたのです。

さて、みなさんにとって「石田意志雄」という存在はどのようなものでしょうか。空気よりも軽いですか?生きる希望ですか?パンダみたいなものですか?きっと答えは人それぞれだと思いますが、概ね「あったらあったでいいけど、なくても生きていける存在」なのだと思います。まるで雑貨のような存在ですよ。雑貨というか雑貨屋のような感じですかね。買うか買わないかわからないけど、何か面白そうなものがありそうだから行ってみよう的な。

そこで、です。そこでなのですが、「何か面白そうなものがありそう」というワクワク感を提供してくれる雑貨屋に行ったけど特に何も買わなかった場合、違和感というか何か感じませんか。もちろん買うまでに至る商品がない場合は、何も買わずに帰るのは普通のことだと思います。しかし、ワクワク感はちゃっかりいただいているのですよ、雑貨屋から。ワクワク感だけもらって帰ってきちゃったみたいな。あれ、もしかしたら自分、わくわくさん泥棒しちゃってるな…みないな。

つまり本来は雑貨屋に対してテーマパークの入園料みたいなものをお支払いしなければいけないというか、そういったものを支払ってもいいのではと思うのです。もちろん雑貨屋だけではないと思いますが、ワクワク感を求めて行く場所に対してはそれ相応のワクワク料を支払ってもいいのではと。

で前置きが長くなってしまったのですが、何が言いたいかと言いますと、意志雄にもワクワク料を払ってもよくね?ということです。(あ、何か言い方がマズイかな、ストレートすぎていやらしいかな…笑) でも、こういうのは自分で言っちゃいけないのかもしれませんが、自分で言わないと誰も言わないので(笑)。今まではモノに対しては何の疑問を抱かずにお金を支払っていたけど、これからはワクワクに対してもお金を支払う時代でもあるんだと、なんとなく思っていたのですが、その方法というかシステムがいまいち見つかりませんでした。しかし、ようやく見つけたのです。意志雄にワクワク料を与えるシステムを!

それが「noteのサークル機能」です。

まだよく使いこなせていないのですが、簡単に言えば意志雄のファンクラブ的なものです。月額の会費を払うとサークル限定のコンテンツが見れる感じのやつです。プランは「スタンダートプラン/月額100円(税抜)」「シルバープラン/月額300円(税抜)」「ゴールドプラン/月額500円(税抜)」の3つを用意。基本的にはどのプランもサークル限定の漫画が閲覧できますし、有料のエッセイを無料でプレゼントさせていただく内容となっております。詳しくはリンク先でご確認ください。

このサークル限定の漫画は今のところ「うんこのかくれんぼ」という4コマ漫画です。こんな漫画、誰もが見れるSNSで発表できませんからね(笑)。それを見るために月額費用を支払うのはちょっとアレかもしれませんが、今後も何か面白いことを思いついたらサークル限定で発表しようと思いますし、ワクワク料と思えば安いものです。
「うんこのかくれんぼ」を読むために月1回コンビニでコーヒー買うのをやめる、「うんこのかくれんぼ」を読むために月1回コンビニでパンとコーヒーを買うのをやめる、「うんこのかくれんぼ」を読むために月1回コンビニで弁当を買うのをやめる。そう思えば安いものです。

ちなみに今までの漫画(しょぼ日、スニタコなど)は今後もSNSで発表し、みなさんに無料でワクワクを提供させていただきますので引き続き応援よろしくお願い申し上げます。

サークルで集まったお金は100%生活費にまわし、そこで生まれるであろう心の余裕でまた新しいワクワクを生み出し、みなさんに提供していく次第です。最後に一言申し上げ、この無駄に長い文を終わろうと思います。





ワクワクは断捨離できない。




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